Qu'est-ce que vous me proposez?

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フランス田舎町タクシー事情3
せっかく南仏の小さい町に行ったのだから、ちょっと町をぶらぶら、適当なレストランに入ってお昼を食べて、カフェに入ってビールでも飲んでゆっくりしていればいいのに・・・と私は思うのだけど。
しかし、シティーボーイのナカシマ君にとっては、ツールドフランスの一群が去ってしまった今では、そこは退屈な町でしかなく、見るべき価値のあるものなどなく、食べる価値のあるべきものも無かったようだ。まだ帰りの電車出発までたっぷり時間があるというのに、駅に戻るためのタクシーに乗るべく私に連絡をしてきたのだ。もしかしたら、知らない町ではできるだけ早めに目的地に着いていたほうがよいという海外旅行客がとるべき危機管理意識が彼にも備わってきたのか!?いやぁ怪しい・・・ただ単に退屈だっただけだろう。

「だから、さっき帰りのタクシーも予約しておこうかっていったじゃん!」実は行きのタクシーを予約するとき、帰りのタクシーを予約しておいたほうがいいから一緒に頼んでおこうか?と提案したんだった。今思い出したけど、確かにそうだった!なんて親切な私。でもその時は「帰りの時間がいつになるか分からないからいいや」ってすげなく断られたんだった。そしてまさかの1時間半後!!!まさかのタクシーコール!!!(笑)

はいはい、わかりましたよ。で、何処にいるの?「うーんとね、シテ3っていうバス停の前にいる」それって町の中?「ううん、歩いて帰ろうと思って、国道を歩いているんだけど、かなり遠そうだから、タクシーに乗ろうと思って」

【問4】この会話の中に重大な間違いがあります。どこでしょうか?

【答】フランスの田舎町では、どんなことがあっても町からでるな!

フランスは(というかヨーロッパの町は)日本と違って町と町がくっついておらず、ここまでが町ですよっていう表示とここからが町ですよっていう表示の間は国道で結ばれているだけのどの町にも属さないエリアだ。なのでサンポールトロワシャトーという町と電車を降りたピエールラットという町の何処にも属さない国道に彼は一人立っていることになる。

町の外で車を持たないでいるということは、水を持たずにサハラ砂漠を歩くようなものだ。バス。一応バス停があるぐらいだから、いつかは来るはずだけど・・・あてにならない・・・。バスでさえ町から乗るべきなのだ。一応途中下車のバス停をつくってはいるけれど、降りる客がいなかったら(多分いない)こんなところ留まらない可能性が大きい。バス停に人が待ってたって留まらないことだってあるんだから。(実際よくある)だから田舎町では帰りの足を確保しておけといったのだ。タクシーを予約しなかったとしても、せめて町からのバスの出発時間を確認しておくべきだったのだ。町の外に出てしまってはなすすべがない。

そんな無謀なナカシマくんの為に再びタクシー会社に電話をして国道の途中にあるらしいシテ3というバス停の名を伝える。オペレーターはさっきのマダムだ。案の定そんなバス停の名前なんて言ってもわからない・・・どの町にも属さない国道の途中にある、バスでさえ留まるか怪しいバス停の名前をタクシーのオペレーターが知っているわけないのだ。そうこうしているうちにオペレーターのマダムはシテ3のバス停の位置が特定できたようだ。あと15分くらいでタクシーがそっちにいけそうだとのこと・・・おっ!かなりラッキー15分だなんて!それをナカシマ君に伝えると・・・「15分かぁ・・・」あと15分を屋根のない炎天下で待つなんてシティーボーイには耐えられなかったらしい。だからここは東京じゃないんだってばっ!!5分刻みでくる山手線じゃないんだってば。結局「もうちょっと歩いてみるから、タクシーはいいや」だって。オペレーターには本人は歩いて隣町(電車の駅)に向かうからといって、お礼をいって電話を切った。おいおい・・・本当に大丈夫か?15分くらい待つほうが賢明じゃないだろうか?



フランス田舎町タクシー事情2
ナカシマ君は今頃念願のツールドフランスを観戦しているだろう。タクシーがすぐにつかまらなかったのは計算外だったけど、なんとか間に合っただろうしフランスまではるばる来た甲斐があるってものだ。
なんて思いながら、そろそろお腹もすいてきたし、レストランにでも入ろうとしていたとき、携帯にナカシマ君から着信が。「もしもし、どう?間に合った?見れてる?」ナカシマくん「うん、もう終わったよ」えっ?もう終わったの?だってまださっきの電話から1時間半くらいしかたってないけど?「うん、ほんの一瞬だもん」そうなんだ~長旅だったのにあっという間だったね。「で、駅まで戻ろうと思うんだけど、またタクシー呼んでくれない?」えっ!?もう戻るの?ちょっと町をぶらぶらしたらいいのに・・・

【問2】この会話の中に重大な間違いがあります。どこでしょうか?

【答】フランスの田舎町では、帰りの足を確保しておけ。

フランスの田舎町で車を持たない場合、交通手段の確保は何よりも重要だ。電車で来た場合は駅に着いたときに時刻表をチェックして帰り、もしくは次の目的地への出発時間を確認。できれば切符を買っておく。そこから移動するときはどのくらいの時間がかかったかを確認し、予定していた列車に乗り遅れないように気をつける。
そして駅からタクシーなどに乗って離れる場合。帰りのタクシーをその場で予約しておく事!!!乗ったタクシーの運転手に何時に何処何処に迎えに来てほしいと頼むのがよい。なんていってもタクシー会社が2台しかタクシーを所有していない田舎町、流しのタクシーなんてまずつかまらない。断然予約するべきである。



フランス田舎町タクシー事情
旅行中にちょうどツールドフランスが開催されていて、パリ最終日の日曜日はシャンゼリゼ大通りでゴールの日という、ファンにとってはうらやましい日程だったのだけど、特に関心のない私にとっては別にどうでもいいことだった。私の周りのフランス人は「C'est nul la tour de Frace」と言い切っていたので私達の日程にツールドフランスが影響を及ぼすことはほぼ無かったのだけど、歴史ある(と思う)大会を一目見ようと各国からフランスにくるファンたちが大勢いることもまた事実である。
そして、友人のナカシマ君も例外ではなく、この大会を一目(後から本当に一目であることがわかる)みようと、このタイミングでフランス旅行を企画した一人である。
せっかく同じ時にフランスにいるのだから、まぁ当然の成り行きとして一緒に飲むわな。遠い異国の地でぜったい同席することのない友人同士が、(ナカシマ君と日本から一緒に来た女の子3人とフランスに住む友人たち)乾杯する光景をみるのは不思議で、この胸の高揚感は言葉では表現しがたいのだけど、とにかく素晴らしかった。そして私達はかなりドライに翌日からそれぞれ好きな場所に向かったのである。私以外の日本人の女の子たちはベルギーへ、私は南仏へ、そしてナカシマ君はツールドフランスの中継地である南仏の名前を聞いたこともない小さな町へ。「なんか困ったら連絡するよ」という言葉を残して。

数日後、私がエクサンプロバンスにいる時に、ナカシマ君から着信が...(困ったことがあったらしい)

「今さぁ何とかって駅にいるんだけど、タクシー乗り場で30分くらい待ってるんだけど、ぜんぜんタクシー来ないんだよね、悪いけどタクシー会社の電話教えるからタクシー呼んでくれない?」

!?

【問】この会話の中に重大な間違いがあります。どこでしょうか?

【答】フランスの田舎町では、タクシーは待つものではなくて、予約するべきものである。

日本だったらどんなに寂れた駅でも、改札を出るとタクシーが1台くらいは待っているものである。(もしかしたら運転手同士も交代でお昼を食べにいったりなんて気も使っているかもしれない)でもここはフランス、タクシー乗り場でタクシーが待っていなくても不思議はない。

そんなこと日本の都会生活に慣れきったナカシマくんが知る由も無く・・・無謀にも足を確保(タクシーを予約)することなく、フランスの無名の町に単身で乗り込んだわけだ。
仕方ないので、地元のタクシー会社に電話し、これこれこういうわけで日本人が駅の前で待っているんだけど、迎えにいってくれないかと頼む。・・・が案の定「うちにはタクシーは2台しかなく、今1台はマルセイユまで行っていて、もう1台は東の町まで迎車中」とのこと。どちらかが帰ってくるまで少なくとも1時間半はかかる(それも怪しい)ということだ。ほらね。こんなもんです。タクシー会社にタクシーが2台のみ。これを予約せずに待つなんて、なんて、なんて・・・。
オペレーター(?)のおばちゃんは親切にも、地元の同業他社の連絡先を2つ教えてくれたので、そのうちの1つにかけてみる。すると少し待てば駅まで迎えに行くことができるとのこと。良かった。なんといってもツールドフランスの本日の中継地点を見るためだけに、こんな片田舎までTGV(新幹線)に乗ってきたのだ。間に合わなかったら目も当てられない。そんなわけでTGVの駅から無事にサンポールトロワシャトーという町までタクシーにのれたナカシマ君だった。タクシーは予約しましょうね。つづく
フランスと馬
フランス人にとって馬とは特別な動物である。いやむしろ動物ですらない。馬は生活のパートナーであり、友である。大昔からは人々は馬と生活をともにしてきたし、人間と共に労働に従事し、戦時には兵士の命をあずかる戦友でもあった。ではどれほど特別な存在なのか。フランス語で動物の脚のことはpatte(パット)という。昆虫の脚のこともpatte、ただ一つの例外を除いて。その例外が馬である。馬の脚のことはpatteとは言わない。豚も牛の脚もpatteなのに、馬の脚だけはjambes(ジャンブ)という。そう、人間の足と同じjambesをつかう。「だから我々にとって馬は特別な存在で、食べたりするなんて考えられないよ!可哀想じゃないか!」というフランス人教師の言葉をそのときはなるほどとすんなりと納得し、他の友人にも日本で馬肉を食べることを冗談混じりに非難されたりしたので、鯨肉と同じく馬肉についてはあまり大きな声で話すのを控えていた。

だから南仏のスーパーに並ぶ大量の馬肉を見て驚いた。フランスでは馬肉はタブーではなかったのか!?結論からいうと私たちはその馬肉の一つ(それも厚さ5cmはあろうかというパヴェ(厚切りステーキ))を手に取り、フライパンで裏表をさっと焼きナイフとフォークで端からサクサク切って食べてしまった。これがすごく美味しかった。もう牛肉もビックリな美味しさである。日本で馬肉といえば薄切りの馬刺しを時々食べるくらいで、こんなに馬本来の肉の味を堪能したのは初めてだった。
そして「馬は友達」的精神は南のフランス人たちには通用しなかったという事実が判明。「だって美味しいじゃん?」ということである。フランス人教師の熱弁をすっかり信じて今まで理解していた「フランスと馬の関係」が唐突に覆されて、いまいち判然としない私はウィキで調べてみたのだけど、どうやら最初に書いたような馬は友達的感覚はどちらかといえばイギリスで強く、馬肉食に対する抵抗感も強いらしい。むしろフランス料理では元来馬肉を調理するし、イギリスにあるフランス料理店に輸出までしているそうである。結局、フランスにおける馬肉食をめぐる意見については、多くの食べ物がそうであるように地域性と個人的嗜好に因るところが大きい。
正直に言って、食べ物について外部の人間があーだこーだというのはナンセンスである。馬を食べようが、鯨を食べようが、兎を食べようが、犬を食べようが、それは習慣の問題であって、可哀想だとか野蛮だとかいう意見は結局のところ個人的な意見でしかない。他所の食生活に他人が口出す種類のことではない。
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フランスと肉
前にも書いたことがあったかもしれないけど、フランスに住んでいたときに「美味しいなぁ」としみじみ思った食材は肉である。もちろん、パンやワインなんかも美味しいんだけど、私がお肉好きだからなのか、数多ある食材の中でもお肉が圧倒的に印象的にダントツに美味しかった。どの肉がというのではなく、どの肉も例外なく美味しい。まず牛、そして豚、鶏肉、鴨、子羊というのがいわゆるそこらへんのレストランで選べる素材。この中から日替わり的にチョイスする。昨日はアニョー(子羊)を食べたから、今日はカナール(鴨)を食べよう、みたいな。それ以外にも(私はあまり好んで食べないけど)鳩とか兎なんかも一般的だ。(いや、鳩はわりと高級料理か)そのお肉料理が美味しいというよりは、その素材自体が美味しい。現にスーパーなんかでパックされたものを買って自分で調理してもかなりいい味になる。
そんな美味しいお肉を日常的に食べるフランス人は当然お肉大好きだ。食事にお肉がないとなんだか納得いかない顔をする。そんなお肉大好きフランス人の憧れの肉は、神戸牛である。詳しいことは知らないが、神戸牛はフランス側が自国の産業を保護する為か、日本側の理由による為かによって輸入することが出来ずに、その名ばかりが幻の和牛として肉好きフランス人の間で一人歩きしているのだ。私が、日本人だとわかると「キョート・オオザカ・コーベギュウ・・・」と地名に混じってお肉が出てくる有様である。私がフランスのお肉が美味しいというと、彼らは「日本の牛のほうが美味しいだろ?ほらコーベギュウ!」という具合に日本はお肉の美味しい国ということでインプットされている。いやいや、そりゃぁ神戸牛は美味しいだろう。でも、松坂牛も三田牛も美味しいのに、フランス人が知っている和牛は神戸牛しかない、なぜだかわからないけど。そして、私が神戸牛を食べたことないというと、まったく理解できないというように顔を思いっきり歪めて(眉間に皺を思いっきりよせて)「プるコワっ?!」(どうして?)と聞くのだ。そんなこと言ったって神戸牛は高級品だし、日本人だからといって日常的に食べれるものではないのに、その「プるコワっ!?」には「日本人なのに?神戸牛を食べたことない?なぜ?」というどちらかといえば非難めいた気持がこめられている。期待に応えられなくて残念だけど、仕方がない。私からしてみれば、神戸牛とか松坂牛とかブランド牛を除いて、庶民が日常的に口にする肉レベルはフランスの方が数段上であると思うし、そんな肉的に恵まれた環境であることを自覚しないで極東の幻の和牛に思いを馳せるフランス人にちょっと同情してしまうのだ。もし日本に来た外国人に何かもてなしをしてあげたかったら和牛を、できれば神戸牛を、食べさせてあげるのがいいと思う。私は時々オントルコート(牛肉のリブロースステーキ)が無償に食べたくなる。そして今回はエクサンプロバンスでのランチでありつけたのだった。
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