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フランスと馬
フランス人にとって馬とは特別な動物である。いやむしろ動物ですらない。馬は生活のパートナーであり、友である。大昔からは人々は馬と生活をともにしてきたし、人間と共に労働に従事し、戦時には兵士の命をあずかる戦友でもあった。ではどれほど特別な存在なのか。フランス語で動物の脚のことはpatte(パット)という。昆虫の脚のこともpatte、ただ一つの例外を除いて。その例外が馬である。馬の脚のことはpatteとは言わない。豚も牛の脚もpatteなのに、馬の脚だけはjambes(ジャンブ)という。そう、人間の足と同じjambesをつかう。「だから我々にとって馬は特別な存在で、食べたりするなんて考えられないよ!可哀想じゃないか!」というフランス人教師の言葉をそのときはなるほどとすんなりと納得し、他の友人にも日本で馬肉を食べることを冗談混じりに非難されたりしたので、鯨肉と同じく馬肉についてはあまり大きな声で話すのを控えていた。

だから南仏のスーパーに並ぶ大量の馬肉を見て驚いた。フランスでは馬肉はタブーではなかったのか!?結論からいうと私たちはその馬肉の一つ(それも厚さ5cmはあろうかというパヴェ(厚切りステーキ))を手に取り、フライパンで裏表をさっと焼きナイフとフォークで端からサクサク切って食べてしまった。これがすごく美味しかった。もう牛肉もビックリな美味しさである。日本で馬肉といえば薄切りの馬刺しを時々食べるくらいで、こんなに馬本来の肉の味を堪能したのは初めてだった。
そして「馬は友達」的精神は南のフランス人たちには通用しなかったという事実が判明。「だって美味しいじゃん?」ということである。フランス人教師の熱弁をすっかり信じて今まで理解していた「フランスと馬の関係」が唐突に覆されて、いまいち判然としない私はウィキで調べてみたのだけど、どうやら最初に書いたような馬は友達的感覚はどちらかといえばイギリスで強く、馬肉食に対する抵抗感も強いらしい。むしろフランス料理では元来馬肉を調理するし、イギリスにあるフランス料理店に輸出までしているそうである。結局、フランスにおける馬肉食をめぐる意見については、多くの食べ物がそうであるように地域性と個人的嗜好に因るところが大きい。
正直に言って、食べ物について外部の人間があーだこーだというのはナンセンスである。馬を食べようが、鯨を食べようが、兎を食べようが、犬を食べようが、それは習慣の問題であって、可哀想だとか野蛮だとかいう意見は結局のところ個人的な意見でしかない。他所の食生活に他人が口出す種類のことではない。
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Comment
≪この記事へのコメント≫
◆W子
馬刺しもおいしいね~
でもステーキはびっくりするほど美味しかった!
2011/08/22(月) 09:41:21 | URL | shuko #mxNh/3GQ[ 編集]
馬刺しまいうー!
でも生きてる馬もやさしいお目目が可愛くて
好きです。
2011/08/16(火) 12:33:02 | URL | W子 #-[ 編集]
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